森とすまいの会メンバー

「森とすまいの会」は1998年の秋に産声を上げました。発足以来、地域の材料を使い、気候風土に根差した豊かな住まいづくりを模索。20年以上に渡り、地道に活動を続けています。4人のコアメンバーと2名のアドバイザー、そして様々な職能を持った、個性豊かな多くのパートナーで構成される穏やかな組織です。

 
1998年、静岡県西部に活動拠点を置く4人の設計者により始まった森とすまいの会は、発足以来、地域の材料を使い、気候風土に根ざした豊かな住まいづくりを模索し、活動を続けています。家づくりに関わる様々な職能を持ったパートナーと協働し、林業家や製材所などの木材生産者、工務店・職人などの造り手と、設計者、住まい手とのネットワークをつくり、相互理解を深め、「森」と「すまい」をつなげる互いの顔の見える関係をつくっていきたいと考えています。
 

コアメンバー

アトリエ樫
坂田 卓也
〒432-8052 浜松市南区東若林町1508
TEL&FAX 053-443-0285
E-mail a-kashi@viola.ocn.ne.jp
住宅設計を中心に活動
浜松市在住
 

経歴
1963 静岡県生まれ
1987 筑波大学芸術専門学群建築デザインコース卒業
1987 株式会社 増沢建築設計事務所 入社
1996 株式会社 増沢建築設計事務所 退社
1997 一級建築士事務所アトリエ樫 開設
2009 静岡文化芸術大学 非常勤講師(2009年~2012年)

アトリエ樫
坂田 卓也
〒432-8052 浜松市南区東若林町1508
TEL&FAX 053-443-0285
住宅設計を中心に活動
浜松市在住
 
経歴
1963 静岡県生まれ
1987 筑波大学芸術専門学群建築デザインコース卒業
1987 株式会社 増沢建築設計事務所 入社
1996 株式会社 増沢建築設計事務所 退社
1997 一級建築士事務所アトリエ樫 開設
2009 静岡文化芸術大学 非常勤講師(2009年~2012年)

私の設計のこだわり
設計のフィールドが、温暖な静岡であることもあり、外部環境と住まい手が対峙するのではなく、土庇や濡縁といった空間領域を介して、住まい手と外部環境が呼応できるよう、可能な限り努めています。自然エネルギーの活用を単に設計者が唱えるのではなく、日々の生活の中で住まい手自身が置かれた環境を自ら体感し、創意工夫を凝らしていくことが非常に大切です。自然を対象物として捉えるのではなく、自然の中に自分自身が置かれていることを認識すること。また、そうした状況に置かれた時に受ける心地よさを設計の中で大切にしたいと思っています。
 
趣味、特技、好み
料理は得意です。どちらかと言うと、冷蔵庫の中にあるものを利用してつくるタイプです。設計する際も、その敷地や、家族の持っている魅力を可能な限り引き出したいですね。好きな色は藍色です。
 
施工例写真

招き屋根のすまい

奏でるSumai

丘の上のすまい


有限会社番匠 設計部
眞瀬 悦邦
〒431-1208 浜松市西区庄内町21-1
TEL 053-487-0154
FAX 053-487-0236
E-mail mail@bansho-k.co.jp
浜松市在住
 

経歴
1959 静岡県浜松市生まれ
1978 静岡県立浜松工業高等学校 建築科 卒業
1979 株式会社 賛同人建築研究所 入社
1987 有限会社 番匠 入社
    設計部設立
1998 有限会社 番匠 建築部 代表取締役に就任
    現在に至る

有限会社番匠 設計部
眞瀬 悦邦
〒431-1208 浜松市西区庄内町21-1
FAX 053-487-0236
浜松市在住
 
経歴
1959 静岡県浜松市生まれ
1978 静岡県立浜松工業高等学校 建築科 卒業
1979 株式会社 賛同人建築研究所 入社
1987 有限会社 番匠 入社
    設計部設立
1998 有限会社 番匠 建築部 代表取締役に就任
    現在に至る

私の設計のこだわり
設計するにあたり大切にしている事は、その住まいが建つ敷地の環境を把握してその地区の気候風土をどう読み取るかという事です。特に夏は蒸し暑く雨が多いこの地区では、通風が大切になります。冬の遠州は北西の風対策と、太陽の恵みを建物に取り込むかがポイントになると考えます。自然環境を受動的にとらえ、その土地に生活する家族が無理なく暮らせるプラン、シンプルなデザインこそが世代を超えて継続できる家づくりと考えています。
 
趣味、特技、好み
仕事柄、体を動かす事が少ないので、休日はスポーツをするように心掛けています。会社のすぐ裏手には浜名湖があり、春はアサリ、夏はエビ・カニ、秋にはタイ・サヨリ・ハゼ・キスetc。冬にはナマコ・タコが捕れます。自分で捕った魚を料理して食べるのは格別です。
 
施工例写真

浜松東町の家


まりこ建築デザイン株式会社
中村 まり子
 〒435-0013 浜松市東区天龍川町1011
TEL 053-570-7890
FAX 053-570-7889
まりこ建築デザインHPよりお問い合わせください
浜松市在住
 

経歴
1973 静岡県浜松市生まれ
1991 静岡県立浜松工業高等学校 建築科卒業
1991 株式会社賛同人建築研究所 入社
2008 株式会社賛同人建築研究所 退職
2008 学校法人実務学園浜松日建工科専門学校 専任教員
2015 学校法人実務学園浜松日建工科専門学校 退職
2015 まりこ建築デザイン株式会社 開設

まりこ建築デザイン株式会社
中村 まり子
 〒435-0013 浜松市東区天龍川町1011
FAX 053-570-7889
まりこ建築デザインHPよりお問い合わせください
浜松市在住
 
経歴
1973 静岡県浜松市生まれ
1991 静岡県立浜松工業高等学校 建築科卒業
1991 株式会社賛同人建築研究所 入社
2008 株式会社賛同人建築研究所 退職
2008 学校法人実務学園浜松日建工科専門学校 専任教員
2015 学校法人実務学園浜松日建工科専門学校 退職
2015 まりこ建築デザイン株式会社 開設

私の設計のこだわり
毎日の暮らしが充足感を与えてくれるものになるよう、心地よく過ごせるすまいづくりを心がけています。小さくても室内とつながる庭や、日射しや風、景色を取り込む窓の位置を工夫して、居心地の良い場所をつくること。時間と心の余裕が持てるように無理なく整えやすくすること。ひとつの空間でも家族ひとりひとりが気持ちよく過ごせるような居場所を設けることを大切にしています。暮らしは家族の成長とともに変わっていきますが、時が経っても家族の暮らしを支え続けられるシンプルな架構の木の家を丁寧につくっていきたいと思います。
 
趣味、特技、好み
小さな頃から筍やとうもろこし、柏餅、おはぎといった季節を感じられるものが大好きでした。大人になってからも家族と一緒に四季を楽しみながら生活できるのはいいものだなと感じています。音楽は聴くのも演奏するのも好きです。
 
施工例写真

橋羽の家


岸井設計室
岸井 紀
〒434-0033 浜松市浜北区西美薗1981-3
TEL 053-545-9604
FAX 053-545-9605
E-mail kishii-sekkei@nifty.com
浜松市在住
 

経歴
1971 静岡県静岡市生まれ
1994 武蔵工業大学(現 東京都市大学)工学部建築学科卒業
     浜松の住宅会社にて設計・現場管理・営業を経て
2007 株式会社 大屋建築計画事務所入社
2010 同上 退社
2010 一級建築士事務所 岸井設計室 開設

岸井設計室
岸井 紀
〒434-0033 浜松市浜北区西美薗1981-3
FAX 053-545-9605
浜松市在住
 
経歴
1971 静岡県静岡市生まれ
1994 武蔵工業大学(現 東京都市大学)工学部建築学科卒業
     浜松の住宅会社にて設計・現場管理・営業を経て
2007 株式会社 大屋建築計画事務所入社
2010 同上 退社
2010 一級建築士事務所 岸井設計室 開設

私の設計のこだわり
そこに住む家族みんなが、心地よく楽しく暮らすための木の家を設計することです。ただ話を誰よりよく聞いてプランを練る。真面目に、真摯に、その時間と向き合いたいと思っています。 たとえ強いこだわりや特別な趣味がなくても、ひとりとして同じ人はいないように、それぞれに合う暮らし方・住まいの形があります。人生における、自分や家族にとってのベースとなる、大切な「家」。住まう人にとっての、より良い「家」を、共につくりあげることが私の願いです。「いつでも、いつまでも住み心地の良い住まい」であるように。
 
趣味、特技、好み
スポーツはどの競技でものめり込んで観てしまいます。真剣勝負の筋書きのないドラマはいいですね。特に大学から始めたアメリカンフットボールは大好きで、社会人になっても続けてました。最近はフラッグフットボールのチームを立ち上げて仲間でワイワイ楽しんでます。
 
施工例写真

西美薗の家

パートナー

有限会社アマノ
〈製材・木材販売・建築(設計施工)〉
天野徳重
良質な天竜材にこだわる。
当社は天竜材の産地である浜松市天竜区に隣接した周智郡森町で昭和10年創業し、私で4代目となります。天竜川流域の温暖な気候のもとでは、木が「暴れる(根曲がり)」ことが少なく、良質材が育ちます。また、時間をかけてゆっくりと成長するため、目が詰まって粘り強さが生まれ、高強度で加工しやすい木材となります。アマノでは、「木」本来の特性を最大限に引き出し、品質を向上させるために天然乾燥にこだわります。自然の理にかなった方法で乾燥を行うことで、時間の経過とともに木の色合いが味わい深く変化を遂げていきます。丸太選びから製材、天然乾燥。「木」から「材」へ、妥協のない品質管理が、木材の価値を高めると信じています。
有限会社番匠
〈建築・設計施工/土木・施工〉
笠原健一郎
見えない「ひと手間」へのこだわり。
目に見えるもの、手触りのあるものにこだわってつくるのは当然ですが、カタチとして立ち上げるその前段階から、材料を整え、手をかけ、時間をかける。親方から新築だけでなくリフォームや増改築ができて一人前といわれてきました。出来上がってからではわからないところに、「本当の仕事」があると思います。見えないところにかける「ひと手間」こそ、職人だからわかる本当のこだわりです。材を組み立てるのではなく、木の目を見て木を組む。時間がかかっても、ひと手間もふた手間もかけるのは、住んだ後の家族のことを思うからこそです。
株式会社ハウズ
〈庭づくり/不動産〉
鈴木勝三
その場所ならではの「間」をつくりたい。
敷地があって、建物の良さを活かしながら、山採りの木を使い、庭を上手に閉じて開く。建物にも「間」があるし、庭にも「間」があります。敷地と建物、住まい手の暮らしを考えて、庭に奥行きや立体感、ふわっと開く感じのよい「間」をつくり、時間と共に豊かに映ろう居心地のよい少しだけ幸せな場所をつくり出したい。「間」は好き、嫌いではなく、意識しないけれど、感じるものです。住まう人、訪れる人、行きかう人、それぞれに価値が生まれる「間」になればいいと思います。いい「間」がある庭は、いい町の景観にもつながります。
倉田左官
〈左官業〉
倉田和仁
呼吸する、伝統技術。
先代の父親に習った左官仕上げを続ける2代目です。 日本の木造家屋の壁には竹などが格子状に組まれていて、その両面に藁を混ぜた土を塗り重ねて、さらに漆喰が塗られますが、地域によって塗る材料、やり方は違います。竹小舞を組むのも左官の仕事ですが、竹の剛性が塗壁の耐久性に大きく影響することから、竹の選定や編み方にも細心の注意をはらいます。土や藁、漆喰の通気性は日本の風土に合っている良さがあり、しっかりと構造を支え呼吸し続けます。 左官仕上げは誰かに教えていかないといけない技術です。これは実際に手でいじって伝えるしかありません。
アトリエ采
〈建築士/樹木医〉
塚本有紀
建物と庭をより良くする。
木は言葉を話せない。だからこそ、その木がどうして欲しいのか、どうしたら良くなるか良く観察をして仕事をします。いつも目の前にある木がどういう状況で成長してきたのか、これからどんな風に成長し枝を伸ばすか、その先を見て治療や剪定をします。 設計も同じように土地がどういう場所なのかを良く観察し、建物に住まう人が言葉に出来ない思いを汲み取り、形にする仕事だと思っています。太陽、土、水、風、様々な自然の中で、樹木医として森や木を守り育て、建築士として木を生かし、人が気持ちよく、ほっと出来る場所を作っていきたいと思います。
株式会社野中建具製作所
〈建具、家具製造、取り付け〉
野中健治
丁寧に当たり前に、無垢でつくる。
建具とは、建築物の開口部に設けられる開閉機能を持つ間仕切りです。人、物、雨、空気、光、視線、熱、音などの出入りを、ある場合には開口部のように自由に許し、ある場合には壁などのように仕切るという,相反する二つの機能を解決します。使う人があたりまえに使いやすいように、建物の寸法に合わせて丁寧につくり、細かい調整を取り付けの際に行います。無垢材でつくる建具は、天然のものなので、木目は均一ではありませんが、調湿性もあり、経年変化も楽しめます。
F,trees
〈林業 木材生産〉
舩窪則夫
林業とは木の命を預かる仕事である。
木は人と同じように生きています。人がそれぞれ個性を持つように、木にも個(木)性を持っています。その個性を適材適所で活躍させてあげることが私たちの務めだと思っています。木(自然)に敬意を払って、自然と人が共存できる森を育てたい。私たちが活動する春野は、誰もが連想してしまう長閑な里山です。目紛しく変化していく現代社会の中でも、里山の自然は変わりません。 どことなく落ち着き、当たり前の日常を与えてくれるのが自然だと私たちは思っています。この豊かな自然を守り続けることが私たちの仕事です。
木ごころ工房
〈大工/工務店〉
松村寛生
木と土の家づくり。
この土地の「風土」にあった家をつくりたい。昔ながらの当たり前と、これからの当たり前を緩やかにつなげて自然と共生する家づくりを。高温多湿なこの地でも暮らしやすく、自然にやさしく安全な工法と地元の木と職人でつくる土壁の家には、自然から生まれた当たり前にあった家づくり、飾らない美しさがそこにはあります。素材を大切にし、やがて土に還るまで自然環境に負荷を与えない家づくりをしています。伝統工法の継承を目的とした大工の集まりを「木遊舎」と名づけて活動しています。
ブルックスタジオ
〈ブランディングディレクター〉
藤田寿浩
コミュニケーションをデザインする。
組織の志やそこに託された思いをつかみ、その志や思いを「ブランド・ストーリー」として社会のどこへ、どう広げてゆくかを計画し、表現するのが「ビジュアル・プレゼンテーター」です。人の琴線に触れるストーリーを語り継ぐことこそがコミュニケーションをデザインすることにほかなりません。そして社会の中で、コミュニケーションのデザインを適切に機能させること。これがブルックスタジオのミッションです。
千博産業株式会社
〈建材メーカー〉
渥美専治
日本の住まい手に木造用制震ダンパーを。
1982年に「モノを作って売る」会社を目指し、アルミサッシを中心に住宅建材の製造販売業からスタート。現在ではオリジナル木造住宅用制振ダンパー「evolts」を製造販売、全国のお客さんにお届けしてます。「人として正しいか?正しくないか?」を仕事をする上での判断基準とし、私(し)を入れない、いわゆる自分だけが儲かるのではなく、お客さん、会社、社員を大事にする。そして手間隙を掛け、技術を磨いて作ったモノは価値があるものだと信じてきた50年。おかげさまで、160の工務店・大工さんとのお付合いをさせていただいております。

アドバイザー

青島明弘

大屋広康

お問い合わせ
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尚、電話による受付時間はAM10:00~PM5:00とさせていただきます。
 
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