第95回 すまいづくりサロン
林野庁長官賞受賞の広葉樹林のなかで、将来の森を語らう。
 

日 時

2022年2月12日(土)

場 所

周智郡森町三倉

参加者

大人21名 子供4名

 
先ず森町森林組合で組合長の甚沢さんから森での仕事、森林の役割についてご説明をいただきました。材木を生産するのはもちろんの事、環境保全、水土保全についてお話をお聞きしました。三倉の森林は森町の水源を担っている、大事な水源涵養保安林に指定されております。
 
その後乗合で造成林を通り、甚沢さんが管理されている広葉樹の森に入りました。2月初旬で寒さを心配しましたが風もなく程良い散策日和となりました。山桜、コナラ、樅、カヤ、ホウの木、イタヤカエデ、シデ、栂、杉、桧などの大木、小木、幼木が混在し、森の栄枯盛衰を否応なく感じられます。甚沢さんが植樹したものではなく鳥や動物が種を運んできたもの、風に乗って土着したものがこの森を創っているのです。環境に適さないものは枯れ倒れ、土に還って他の植物の栄養になるのです。
 
お昼になり、たいへんおいしい猪鍋と鹿刺しをマウンテンバイク仲間の方々と昼食をいただきました。ご馳走様でした、ご用意ありがとうございました。
 
甚沢さんのご自宅に伺い、築77年の既存部分と築10年のご自身の山でとれた材木を使用したリフォームの経年変化具合を見ていただきました。甚沢さんが作られているお茶を、三倉の水でいただき地産地消のおいしさを感じました。
 

<前回サロン案内>