第27回住まいづくりサロン
「四者四様:4人のサロン」
日 時 :2003年10月19日(大屋建築計画事務所・番匠)
     2003年10月26日(アトリエ樫・青島工房)
場 所 :佐鳴台の家(大屋建築計画事務所)
     領家の家(番匠)
     東若林の家(アトリエ樫)
     住まい塾 青島工房  上記4会場にて開催
出席者 :大人34人 子供9人の方が自由に見学



 今回のサロンは、趣向を変えて4会場にて開催。森とすまいの会を主宰する4人の設計者が、其々にテーマを設け、分散形式での見学会。案内状でも触れたように、40人以上の方が一度に集まるような通常の会ではなく、小人数でゆっくりと時を過ごせるような内容にしてみました。
 見学会というと、現物を確認する(住宅を物として確認する)という作業の場と考えられがちですが、実は其処で営まれている暮らしの姿や、住まいの赴きを感じることが最も大切です。大勢でドヤドヤと見学したり、築後間もない住まいを見学しても、こうした空気を感じるのは難しいかもしれません。
 最近巷では、自然素材の家、国産材の家が流行語のように使われています。しかし、それは住まいづくりにおいて必要条件であるかもしれませんが、十分条件ではありません。我々4人は、自然素材、国産の木を使いつつ、何よりも居心地が良く、赴きがあり、そして健康的な住まいを創り続けて行きたいと考えています。今後は、年に一度こうした形での見学会を開催したいと考えています。
「四者四様:4人のサロン」今後とも期待して下さい。
〈感想カードの紹介〉
  1. やわらかい、やさしいと感じました。居間の広さとキッチン、洗面、風呂場などの配置が合理的で、住まい心地がとても良さそうに思いました。ありがとうございました。(「佐鳴台の家」を見学して)
  2. 家のことを考えて、色々な所で風の通り道を考えていられることに、とても良い印象を持つことができました。地盤のことや、木材の乾燥具合など、気になっている所のお話をして頂けたことも信頼度を増す思いとなりました。(「領家の家」を見学して)
  3. 木をふんだんに取り入れた住まいで落ち着ける。開放的でシンプルなのも気に入った点である。小じんまりと、シンプルで機能的な終のすみかを模索しているので、参考になる点が沢山あった。築後、実際に住んでいる家の見学会は今まであまりないが、こういう企画はとても嬉しい。色々な見学会に参加してみたいので、また御連絡を頂きたい。(「東若林の家」を見学して)
  4. いろいろ具体的に御話を伺えて、大変良かったです。皆さんとも、なごやかにゆっくり御話できて、いつもの会と違って参考になりました。こんな会も今後期待します。ありがとうございました。(「 青島工房」を見学して)