第26回住まいづくりサロン
「佐鳴台の家 見学会」
日 時 :2003年6月29日(日) 14:00〜15:30
場 所 :浜松市佐鳴台 大屋宅
出席者 :大人33人 子供7人 17家族



 第26回サロンは、昨年の7月に完成した「森とすまいの会」メンバーの大屋の自邸を見学していただきました。当日は、梅雨の時期にもかかわらず晴天に恵まれ、暑い日になりました。幸い、風があったため、風通しの良い室内は涼しく、風通しの重要性を実感していただけたと思います。また、各部屋に適切に収納スペースを設けること、まとまった納戸スペースを設けることにより、室内に物があふれず、スッキリと生活できることを、お分かりいただけたと思います。
 住宅の概要説明をした後、外構工事をお願いした小澤庭苑の小澤さんから、玄関アプローチのスロープや植栽の考え方について、説明していただきました。折り返しのスロープの両側に、道路から三重に植栽帯を設けて庭に奥行きを感じさせるように演出していること、落葉樹と常緑樹の割合を7対3ぐらいとして、道路からの視線をカットしながらも、オープンな感じの明るい庭としていることなどの話を伺いました。外構まで含めて、トータルに住まいづくりを考えることの大切さをご理解いただけたのではないかと思います。
 
 
〈感想カードの紹介〉
  1. 風通しの良い自然素材にあふれた住まい、初めておじゃまする私たちもホッとします。
  2. 天竜杉のぬくもりが足を伝わって感じられ、本当に健康的な家だと思いました。奥さんの「帰宅するとホッとする、休日も家で過ごす」との言葉にもうなづけます。掃き出しの大きな窓とどっしりした太い木材の部屋に余分なものが見あたらないスッキリさはとてもうらやましい。
  3. 機能的、合理的で、スッキリした素敵なお住まいだと思いました。お庭も清々しい感じで、入口のスロープの雰囲気が、趣きがあるなと思います。
  4. 青島さんが最後に言ったように、外構の予算の扱われ方が、建物を考えている時と同時に行われると良いと思いました。敷地の高低差があれば、なおさら外構計画と平行して計画することが必要と思います。スロープの取り入れ方はすごく良いと思った。風通しも良い建物で心地良かった。自らの考えを持った小澤さんの話は、聞いていて楽しく飽きの来ないものでした。
  5. 住みはじめてしばらくした家を見学する機会は、それほど多くないのでいろいろと参考になりました。例えば、造り付けの収納を適当な場所にキチンと造ることで片づけやすくなること、吹き抜けを通しての各部屋のつながりなど、住み手である奥さんの話からも、たいへん上手くいっている様子が実感できました