第21回住まいづくりサロン
「佐鳴台の家」完成見学会
日 時 :2002年7月20日(土)・21日(日)
     10時〜16時
場 所 :浜松市佐鳴台 大屋邸完成現場
出席者 :7月20日 大人56人 子供8人
     7月21日 大人48人 子供9人




 第19回サロンの構造見学会に引き続いて、佐鳴台に完成した「森とすまいの会」メンバーの大屋の自邸の完成見学会を行いました。今回は、2日間に渡る見学会で、時間内に自由に見学していただき、多くの方に参加していただきました。
 20日の午後2時からは、施工、木材供給、製材、大工工事、左官工事、建具工事、外構工事に携わって頂いた皆さんを交えて座談会を行いました。山の木がどのようにして柱や梁になるか、杉を使った場合に大工工事で注意すること、漆喰や土塗り壁、外壁の左官仕上げの材料と施工方法、杉の建具の特徴、外構工事の手法やコンセプトなどについて、それぞれの立場から説明をし、また、参加された皆さんからの質問に答えて頂きました。
 完成した住宅を見て頂くことで、杉と漆喰などによる自然素材の室内空間、風通しに配慮した平面計画、吹き抜けを中心としたオープンな空間構成の良さを実感して頂けたのではないかと思います。
     
 
〈感想カードの紹介〉
  1. とにかく「気持ちの良い家」。必要な場所に適切な収納スペース、家事動線など、住む人の気持ちになって建てられた家だなという気がします。これだけ風通しがよいと、真夏でもあえてエアコンを使用せず、汗をかいて夕方からサンデッキでビール“なんていいなあ。
  2. 清々しく清楚な感じがします。漆喰の壁は良いですね。風が良く通り、夏はとても心地良さそうですね。冬のOMも体感してみたい気がします。杉の家は初体験なのですが、とても良いと思います。設計、施工、山の人達などのつながりがとてもうまくいっている様で、チームワークの良さが反映されているのでしょうね。
  3. 外と内のつながりが有り、大変良いと思われる。子供が楽しめる家である。環境に配慮した健康住宅が増加してきているが、素材から仕上まで十分検討されている家はまだ少ない。このような家が多くなればと期待する。
  4. 木の香りとぬくもりが温かく感じられ、とても心がなごむ気がしました。体にもやさしそうで、アレルギー体質の娘が、鼻にとてもいいようで気に入りました。
  5. 自然素材を活かした家ということで、中にはいると杉板や漆喰で非常に気持ちがよい。また、夏暮らしやすい家ということで、通風を意識したつくりは、冷暖房に頼らない自然な感じが心地よい。リビングの吹き抜けもあって、実際以上に広く感じる。
  6. 吹き抜けを中心としたオープンな構成は、大好きなプランなので、大変興味深く見せていただきました。ほとんど全ての部屋が、吹き抜けに面していることによる効果が実感できて、大変満足しています。また、風通しの良さにも感心しました。収納が徹底して造り付けになっていることも影響しているのか、空間が大変すっきりしている印象を受けました。