第19回住まいづくりサロン
佐鳴台構造見学会
日 時 :2002年3月23日(土) 14時〜16時
場 所 :浜松市佐鳴台 大屋邸建築現場
出席者 :大人34人・子供6人



 今回のサロンは、佐鳴台に建築中の「森とすまいの会」メンバーの大屋の自邸の構造見学会を行いました。最初に設計者から、生活イメージや間取り、構造の考え方、素材についての説明を行った後、建築現場を見学して頂きました。
 現場見学の後、座談会形式で参加者の皆さんと意見交換をしました。当日は、実際に木工事をしている大工棟梁の小林さん、施工を担当している番匠の島野さん、杉丸太の生産者である榊原さん、製材の天野さんにも参加いただき、それぞれの立場から住まいづくりについて考えを話して頂いたり、質問に答えて頂きました。
 がっしりとした木の骨組、大工さんの丁寧な仕事、杉の素材の良さを生かした空間づくり、空間構成の大切さを体感して頂けたと思います。 竣工は、7月頃の予定です。完成見学会も予定していますので、是非ご参加下さい。
〈感想カードの紹介〉
  1. 吹き抜けになっていて、2階の南側の大きな窓から1階まで陽が当たり、明るくていいなあと思いました。住む人の生活にぴったりと合った家だと思いました。
  2. 久しぶりの参加でした。オール杉、免震ゴム、ペットボトルの再生断熱材、筋違い無しの耐力壁など、性能がどの程度でてくるのか関心を持ちました。仕上がりがとても楽しみです。
  3. 木肌に触れ心安らぐことができました。若い頃には思いもしなかった、些細なことが家の中のあちこちに感じることが多くなっています。家を建てる時には、長期に渡るプランが必要と改めて感じました。
  4. 木は高価であるというイメージが少しとれました。こだわりを持って家を造ることが、価格だけではないという気がします。風潮に流されず、原点に帰って家づくりを行うことが大切だと思いました。
  5. 今日集まった皆さんを見ていると、皆、今までとは違った価値観を求め始めているような感じを受けました。建材住宅がこんなにも広がってしまったのは、きれいとか、汚いとか、見栄えばかりの価値観が染みついてしまった結果だと思います。新しい価値観を皆が再勉強していく、そんな雰囲気を感じました。
  6. 一番印象に残ったのが、現場がきれいということです。木の住まいの良さをより引き出すには、自然素材の自然の部分とうまく付き合っていかなければならないと感じました。
  7. 昨年7月の野中建具店以来の2度目の参加です。3年後の新築を控えています。森とすまいの会の趣旨にほとんど全面的に賛成です。
  8. そろそろ家の建て替えを考え始め、最近、自分や家族にとって良い家とはどんなだろうと考えることが多くなりました。住まいづくりサロンに参加するたびにそのイメージが少しづつ見えてきたように思います。次回はぜひ家族を連れて参加したいです。