第12回住まいづくりサロン
「細江町建物見学会」
日時:2000年10月8日・9日 13:30〜15:30
場所:細江町小野 市田邸
出席者:10月8日:22組、9日:33組



 第10回サロンで構造を見学した市田邸の完成見学会を行いました。市田邸は、静岡県木材協同組合連合会が中心になって進めていた「地域住宅産業推進事業」の中で、「森林につながる家」として取り組んできたものです。できるだけ多くの方に、天竜杉にこだわった家の良さを実感していただこうと、いつものサロンとは違い2日間にわたって見学会を行いました。  事前に中日新聞で「森林につながる家」について取り上げてくれたこと、10月8日には静岡新聞が見学会の取材に来て、9日の朝刊で紹介してくれたこともあって、合わせて55組と多くの方に見学していただくことができました。  見学会には、材木を供給した製材グループのテンダス(天竜材を世に出す会)のみなさん、大工さんにも出席してもらいました。それぞれ、家づくりに関わる専門的な立場から、山のこと、天竜材のこと、家のつくり方などについて説明したり、見学者の質問に答えていただきました。  参加された方からは、住宅展示場のモデルルームとは違う無垢の木の住宅の香りや暖かさを実感していただけたのではないかと思います。  市田さんには、山に丸太を見に行くことから始まり、2回のサロンの開催と大変お世話になりました。この場を借りて、お礼を申し上げます。見学会終了後、市田さんご夫妻を囲んでご苦労さん会を行い、家づくりに関わった人たちといっしょに、楽しい時間を過ごすことができました。

施工写真
〈感想カードの紹介〉
  1. 木の温もりが肌で感じられる暖かい家です。また、多くの人に支えられた家づくりという感じがしました。

  2. 今まで見学したマイホームセンターのような家とは全然違い、木の香りが漂いリラックスでき、ずっとここに居たいような感じ。

  3. 10年後、20年後の姿を見てみたい。木の良さを十分に感じるが、住んでみてどうか経験談を聞きたい。

  4. 肩の凝らない良い家だと思いました。このような家が一軒でも多くできればよいと思います。何よりも何人かの設計者と林業、製材所が良い形で活動していることが良い刺激になりました。また、コスト面でも感心しました。

  5. 家族構成等、住まい手の生活スタイルを十分に配慮した間取りですね。最近は自然素材ブームで、他の営業キャッチコピーも数多く耳にします。今後も本物を上手に使いこなす家づくりに期待します。この家の成長が楽しみです。